東日本大震災から2025年1月で約14年が経ちました。この間、熊本や能登でも大きな地震があり、台風や豪雨による災害も何度となくありました。「災害」、「防災」、そして「復興」と言う言葉がこの14年間の中で身近に聞く単語となってきました。
改めて復興について、これまでの出来事を振り返って考えてみたとき、実はその定義は絶対的なものではなく、とてもあいまいなものであることに気付きました。
今回のテーマである「Close to…」(=よりそう)は、何かによりそうことを指します。「地域によりそう」、「自然によりそう」、「家族によりそう」。さまざまな「よりそう」が存在しています。そして、私たちは東日本大震災が発生したとき、最初にとった行動こそ「誰かとよりそう」ことでした。言わば、復興の原点は「よりそう」ことだったのではないでしょうか?
そんな「よりそう」をテーマに3人のアーティストが福島県沿岸部をリサーチし、地域に入り、それぞれの解釈で作品を仕上げました。シンガーソングライター、陶芸作家、現代アーティスト。三者三様の表現による復興の再考です。
幹-miki- @miki1201sketch
杉山仁彦 @sugiyama__yoshihiko
高田優一郎 @japa_takata
【ハマカルアート成果展in仙台】
2024年秋から冬にかけて、私たちは3人のアーティストと共に福島県沿岸部のリサーチを行いました。
年明け2025年1月より、福島を皮切りに宮城→東京と巡回展を行います。
仙台での展示終了後も、サテライト展示は続いております。
ぜひ展示を見て気になったら現地の展示も見に行って頂けたら嬉しいです。
●宮城県仙台市
会期 1/17-1/24
場所 ギャラリーチフリグリ @chifuriguri
アーティストトーク&ライブパフォーマンス
1/18 17:00- 同会場
サテライト展示:
◻︎道の駅なみえ 1/4-2/17
◻︎旧双葉駅舎(JR双葉駅隣) 1/4-2/28
◻︎東日本大震災・原子力災害伝承館 1/4-2/28(予定)
主催:(一社)とおがったプロジェクト
協力:Katsurao Collective @katsuraocollective
経済産業省「地域経済政策推進事業費補助金(映像芸術文化支援事業)」ハマカルアートプロジェクト