わたしは幼いころは自分の世界を生きることに夢中でした。ただただ無邪気に楽しく絵を描いてみたいという思いと通じるところがあるかもしれません。
大人になって関わる人が増えていくほど、極私的な小さな世界の心地よさを感じます。子どものころは家の近くをあてどもなく歩くのが好きでした。行きたい場所にもう二度と辿り着けなかったり。現実だったのか夢だったのかも分からなくなったり。揺らいだ時間を楽しむのに夢中だったのだと思います。
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